「やっぱり、夢じゃなかったんだなあ…」
スマホの写真をみてぼくはそうつぶやいた。スマホにはぼくと、"ぼく"がピースして映っている。
正確には、ぼくと、ぼくの顔をした"小人"だ。
その夜、ぼくは新しい学校で友達ができるか不安がっていた。
「星にむかって真剣にお祈りすると、願いがかなうんだよ」
と母が教えてくれた。
だから満点の星空を眺めて強くおいのりしたんだ。
…それで、何が起こったのかって?
それはナイショ。
ぼくから話すより、きみも体験してみて!
きっと君の願いも叶うはず!
さあ、星を見上げて、手をあわせて…
君の小人は、世界の何処かにいるはず。
世界中を探して小人を見つけ出してください。
きっとそこからが、君と小人の新しいストーリーの始まりになるはずです。